生存率
白血病の治療が完了し、一安心しつつも気になるのが治療後のことです。
白血病は「血液のがん」ですから、ほかのがん患者同様に生存率というのは最も大きな予後の不安要素になるでしょう。
まず、白血病の治療を終えた時点で、再発のリスクがゼロになったとはいえません。
現に何度か再発し、再び療養生活を過ごしている人も大勢います。
がんには進行度を表す「ステージ」と呼ばれるものが存在します。
ステージ0はがんの初期段階で、1,2,3と進むほど重度になり、ステージ4ではがん克服は不可能です。
例えば急性白血病が見つかった時点でのステージで5年生存率を見てみると、
- ステージ1:65~85%
- ステージ2:40~60%
- ステージ3:25~40%
- ステージ4:10%以下
という風に、ステージが進むごとに生存率が低下していることがわかります。
勿論、ここで示した数字は大体の目安であり、白血病の種類や本人の体質によって違いは大いに生じます。
しかし、早期発見早期治療が最善であることは言うまでもないことでしょう。
5年生存率は、最終的にがんが完治した、と見なせる数字の目安です。
つまり、白血病治療完了後5年以上生存できた時こそが白血病の完治と見なされます。
一方、小児白血病の完全寛解率、5年生存率は成人よりもかなり高くなっていて、現在では90%以上の子どもたちが完全寛解に成功しています。
白血病とは?
- 白血病の概要
- 急性骨髄性白血病(AML)
- 慢性骨髄性白血病(CML)
- 急性リンパ性白血病(ALL)
- 慢性リンパ性白血病(CLL)
- 成人T細胞白血病(ATL)
- 小児白血病
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