白血病の基礎知識

白血病小児への家族の接し方

子どもが白血病で闘病生活を送るということは、どの親にとっても初めての経験で、想像を絶する苦労をするに違いありません。

しかし、周りのサポートを借りることにより、その負担は軽減するものと思われます。

入院中

子どもにとって、親と離れて闘病生活を送ることは小児期で最も辛い経験になるでしょう。

入院中、子どもにどこまで付き添えるかというのは病院によって異なります。

面会のみが許可されている場合もありますし、小学生までは母親の付き添いを許可する病院もあります。

基本的に、病院で出される指示に従ってください。

それでもどうしても割り切れず、付き添い時間を延ばしたいなどの要望がある場合は、病院側とよく相談しましょう。

予後

退院後は様々なことが起こることが予想されます。

入院していて学校から遠ざかっていたことで、友達ができにくくなっていたり、引きこもりがちになることも考えられます。

そして、担任の先生が不親切という不満を持つこともあるかもしれません。

しかし、周りの人は、実は白血病について勉強したことのない人が殆どです。

先生や友達が不親切なのは、白血病の子どもとどう接したらいいのかわからないだけ、というケースも多いのです。

ですから、家族が率先して学校側に説明し、理解を求めることで白血病を患った子どもが復学して元気に過ごせるような環境づくりができると思います。