小児白血病の治療
小児白血病の治療法は、大人の白血病治療とさほど変わりません。
化学療法、放射線療法、抗体療法、そして造血幹細胞移植のいずれか、もしくはそれらを組み合わせた治療が行われます。
小児白血病の場合、急性リンパ性白血病になる子たちが圧倒的に多いのですが、その中の90%が治癒可能であり、さらにその中の70%の小児が、化学療法だけで充分に治癒します。
まず化学療法を行い、それが功を奏さなかった場合、放射線療法や造血幹細胞移植という治療法が選ばれることが多いようです。
治療に際し、特に積極的な治療が必要とされる患児は、
- 診断時1歳未満または10歳以上の小児
- 白血球数が50,000を越えている小児
- 診断時に脊髄にも白血球細胞が見られた小児
- 生検で精巣から白血病細胞が発見された小児
などです。
また、小児の場合、上記の治療法とは別に臨床試験を受けるという治療の選択肢があります。
米国国立がん研究所では、既に多くの小児白血病に対する臨床試験が行われており、アメリカの白血病小児のほとんどが臨床試験に参加しています。
アメリカ以外の国、日本も含めた全世界の小児白血病の臨床試験について詳しく調べられるサイトがあります。
国立がん研究所のサイトは全て英語ですが、日本でその研究所と提携している団体が、日本語でのサービスを提供しています。
そういうところで、新しい治療法を試してみるのも有効かもしれません。
■がん情報サイト(日本語)
http://cancerinfo.tri-kobe.org/index.html
■米国国立がん研究所(英語)
http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/
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