ダメージを少なくするために
白血病治療中または治療直後は、極端に体力や免疫力が衰えています。
また、強い化学療法による副作用で苦しまなくてはならず、白血病との戦いは、心身ともに非常に消耗するものです。
その中でも、自分へのダメージを最小限に抑え、治療効果を高めるように努力できる項目は沢山あります。
心身へのダメージを軽減させるための三大原則は、
1. 生活のリズムを守るよう心がける。
2. よく食べ、よく寝る。
3. 清潔にし、感染症を防ぐ。
ということです。
まず、生活のリズムは、普段通りにいかないことが多いと思います。
しかし、治療の過程でがん細胞が減り、そこそこのレベルに回復するときがあります。
そういう時は自宅で過ごしたり、状態が良ければ学校や職場に行くこともできます。
そういう生活のリズムを少しでも保つ努力をすることで、体内のリズム全体が整っていきます。
よく食べてよく寝ることは、体力温存のために必要なことです。
勿論、食べ物に関しては、食事制限があるなどで食べたいものが食べられるわけではありませんが、工夫しだいで美味しいものはいくらでも食べられます。
寝付きが悪い、或いは不眠症の症状が出た時には睡眠薬を処方してもらうといいでしょう。
最も番怖いのは、感染症です。
手洗いやうがい、歯磨きなどはいつも以上に丁寧にし、ほかの人の入った風呂水には入らず、なるべくシャワーを使ったほうが雑菌を防ぐ意味で効果的です。
白血病とは?
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- 急性骨髄性白血病(AML)
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